先ずは「塗り薬」の塗り方です。
<ステロイドについて>
ステロイドと聞いて、良いイメージを持つ人はいないと思います。
ただ、西洋医学でアレルギーやアトピーの治療と言えば昔も今もステロイドを主に使います。
皮膚が赤く、薄くなっているところをそのままにしておくと、目や鼻から入ってくる外的アレルゲンの数百倍のアレルゲンを取り込むことになり、さらにアレルギーを悪化させてしまいます。
適切なステロイド剤を塗って皮膚にフタをして、アレルゲンの進入を防ぐ。
そのためにステロイド剤が必要とのことでした。
赤ちゃんのうちは皮膚が柔らかく、薄いので、ごく弱いステロイド剤でもよく効きました。
怖がらず、適切な塗り方をし、かゆみのある時期は乗り切ってきました。
<塗り方>
皮膚には凹凸があります。
本当に痒く炎症のある部分は凹凸の山の上の部分です。
そこにしっかりぬらないと効き目はありません。
ですから、炎症のある部位に塗り薬をたっぷりめに(置く感じ)ぬります。
たっぷりですが、広くは塗らないことがコツです。
炎症のあるホンの少し外側までにとどめておいたほうが良いと思います。
ステロイドの特性として、健康な皮膚からも吸収されるという性質があるからです。
怖がらず、炎症のある部分だけにたっぷりと塗って下さいという指導がありました。
(ニュルッとするくらい)
また、ステロイド剤は顔やお尻などは吸収率が良く、弱いものでも充分効くのですが、手などは吸収率が悪く、強いステロイド剤を処方されると思います。
体の部位によって、微妙に塗り薬の効き方は違ってくるのは吸収率の違いです。
強いものを処方されても、驚かず、素人判断せずにしっかりと適切なステロイド剤を適切な部位にしっかり塗ることが大切だと思います。
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